超高速・2010年代を振り返る

本当は1年ずつ振り返りをしたいところではあるが少々時間が足りない。2355・0655年越しスペシャルを視聴しながらブログを書く元気はきっと残っていないであろう。駆け足ではあるが振り返ってみよう。

この10年間は前半5年と後半5年でぴったり区切ることができる。前者は学生パート、後者は社会人パートとして。10年前の今頃は受験生延長戦も佳境を迎えており、結果として行きたかった大学の合格を勝ち取ることができた。大学入学後は生まれ育った千葉を離れてさながら国内留学と言えるだろう、実際海は越えていたし。しかしながら学生生活の98%はマンドリンに捧げる生活であった。高校で経験してはいたものの多分続けはしないだろうと予感していたがあっさり裏切られてしまった。残りの2%は大学時代の専攻についてである。高等教育研究に興味関心を持ち、社会人になった今でも入試制度改革の動向や大学運営の諸問題の報道を追いかけている。

社会人としての5年間は転職が大きなターニングポイントであった。まさか自分が「新卒3年で〜」と言われる事象を経験することになるとは大学卒業時点で1ミリも想像だにしていなかった。転職後も1年とちょっとで部署異動になりバタバタした日々であった。学生ぶりの1人暮らしも始めることになった。当時とは異なる生活スタイルでありながらも概ね順応できているといったところか。そして幸いにも社会人としてのマンドリン活動は密度の濃い時間を過ごすことができた。毎年見たことのない音楽の世界に触れることができたのはまさしく奇跡そのものである。

大学進学も転職もそうであったが、この10年間は「遠回り」という言葉がよく当てはまる。この先の10年は今以上の「遠回り」で進むのかもしれない。「遠回り」の先に納得のいく答えが出せるように自分を偽らずに生きていこうと思う。